ここまででVRTの概要と使い方について説明してきました。 手動であっても十分有用なテスト手法ですが、ページ数が増えてくればローカルで実行するのは億劫になります。
この勉強会ではGitHub Actions(以下GHA)を利用して、テストとレポートのホスティングを自動化していきます。
以下のコメント部分をコメントアウトしましょう。
branches-ignore:
- "**"
GitHubの設定画面に移動してください。
Sourceをクリックし、GitHub Actionsを選択しましょう。
ここまでの変更をコミットして、プッシュしてみましょう。
プッシュが完了したら自身のリポジトリを確認してみましょう。 コミット履歴に以下のようなマークが付与され、カーソルを合わせるとGitHub Actionsのワークフローが実行されていることがわかります。
Detailsをクリックし、どのように実行されているか確認しましょう。
GitHub ActionsではLinuxを用いて実行しているため、多くの方はテストに失敗するはずです。
https://{GitHubのユーザー名}.github.io/playwright-vrt-handson/でローカルと同じPlaywrightのレポートを開くことができます。
Warning
テストを実行する度に上書きされる点に注意してください。
Actionsにリポジトリを操作する権限を与える必要があります。 以下のような設定になっていれば問題ありません。
[!TIPS]
おそらくGitHubの設定をほぼデフォルトで運用されている方は設定不要です。
Playwright Updates
ワークフローを手動で実行します。
今回はmain
ブランチを対象に実行しましょう。
ワークフローに成功するとスナップショット更新用のワークフローが追加されるはずです。 このPRをmainに取り込むと再度テストが実行され、テストに成功します。
これ以降は以下のような手順で開発することができます。
- ローカルで開発
- コミット&プッシュ
- PRを作成
- VRTでUIの差分を確認
- スナップショットを更新
- mainにマージ