P/ECE の USB 接続ライブラリである pieceif.dll を libusb に移植したものです。
ドライバ署名検証の無効化というリスクを冒さずに P/ECE を現代の Windows で使うことができるようになります。
ソース上で libusb の API に置き換えたけどまだ動かない。→ 直した。動く。複数接続の実装が怪しい。→ 動く?
本家のドライバやその他の互換ドライバが入っているときは、あらかじめデバイスマネージャで削除します。デバイスを削除する際に「このデバイスのドライバーファイルも削除します」にチェックすればいいはずです。
P/ECE を USB 接続した状態で Zadig をダウンロードして実行し、 PIECE PME-001
が選択されている状態で WinUSB をインストールします。
Visual Studio 2017 の Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ (x86) が入っていなければ入れておきます。
P/ECE 開発環境の bin/pieceif.dll
を、配布 zip の中にあるファイル一式で(バックアップを取ってから)上書きしてください。
バイナリ配布には libusb 1.0 を含みます。LGPLv2.1 です。
git clone https://github.com/autch/pieceif-libusb.git
libusb 本家 から Download -> Latest Windows Binaries をダウンロードし、以下のように配置します。
pieceif-libusb/
libusb/ ←ここに展開してリネームしておく
include/
MS32/
dll/
libusb-1.0.lib
libusb-1.0.dll
MS64/
pieceif-libusb.sln
README.md
pieceif-libusb/
pieceif-libusb.vcxproj
...
あとは VS2017 で開けばビルドができるはずです。
できあがった pieceif.dll と libusb-1.0.dll を P/ECE 開発環境の piece\bin
ディレクトリに上書きコピーすれば、isd
や WinIsd
が使えるようになるはずです。